①鶴見川鴨居土手の桜並木
1.1km 75本(ソメイヨシノ)
1999年区制30周年を記念して植えられた。空洞率が40%の木もあり、伐採して新たに植樹している様子も見てください。
毎年3月下旬から4月にかけて桜祭りが盛大に行われ、今年で第7回を数えました。
②シドモア桜
明治45年に植樹され、世界的に有名になったアメリカの首都ワシントン•ポトマック河畔の桜並木(3000本)の生みの 親、エリザ•シドモアさんにちなんだ桜がシドモア桜です。1991年ワシントンより里帰りの苗木が贈られ、山手の外国人墓地に眠るシドモアさんの墓前に植えられた。その後、この桜を接ぎ木したもの。(川和や市庁舎前などにもある)全部で19本
③鴨居東本郷農業専用地区 22番目/28
鶴見川右岸一帯は某業専用地区です。農業専用地区は都市農業の確立と都市環境を守ることを目的とした、横浜市独自の農業振興策で用水路や農道が整備されています。ここは浜柿や梅が有名で、直販ももやっています。
④林光寺 真言宗
桜の名所 時期になるとライトアップされ横浜線の車窓からも見える
参道右側には奇利吹の瀧(緑区遺産008)があります。
⑤東観寺 真言宗
子年には旧小机領三十三観音霊場 観音石像が遠望できる
⑥横浜市環境創造局鴨居ポンプ場
緑区の一部の低い地域に降った雨を、下水道管を通じてポンプで鶴見川に排水して、浸水被害を防止する施設です。さらに地下30メートルにある直径の最大が8.5メートルもある大規模な雨水幹線に貯留され、東神奈川駅の先の神奈川水再生センターにつながり、海に排水できるようになっています。
⑦スタンレーヒルズ横浜小机ブロックトン・リッジ
香港の南端にある、欧米人が多く住む高級住宅地スタンレー侯爵(イギリスの植民地大臣)
1996年に住友不動産と日鉱不動産 空地率約63% 総戸数242戸の大規模マンション
3棟からなる住居棟は全戸南向き
⑧鶴見川の水鳥
カワウ、マガモ、カルガモ、バン、オオバン、シラサギ等の水鳥も観察しながら歩きましょう。
⑨川向橋 1986年(S61) 河口からの距離:16km 橋の長さ:95m
川向橋の上で小机城が遠望できます。城の真ん中を第3京浜が走っています。
小机城
室町時代に関東管領上杉氏が築城したと言われている。上杉家の跡目争いで、太田道灌により落城(2か月)した。戦国時代は小田原北条氏の支配下に入り、笠原信為が城代となった。
江戸時代には廃城となりましたが、笠原信為の子孫は徳川家の旗本となり、台村町を領地とした。現在は小机城址市民の森として整備されている。真ん中に第3京浜の橋が通っている
⑩新川向橋 1977年(S52) 橋の長さ:約104m
橋の左端が緑区、都筑区、港北区の境目です。
県道12号横浜上麻生線
(江戸時代は「日野往還」と呼ばれていた。年貢を運ぶ道)
東海道神奈川宿から六角橋、岸根、小机を経て川向で鶴見川を渡り、佐江戸で中原街道と交差しています。
⑪港北区小机町
新川向橋を渡って、左側は港北区小机町となります。
⑫東本郷
昭和14年(1939)都筑郡から横浜市編入
町名は旧村名を採って「本郷町」とすべきところ、横浜の旧市内に「本郷町」が既にあるため、ここは東にあたることから、字名に「東」を冠して名付けました。
1988年(昭和63年)住居表示を行い、8世帯を残して東本郷となりました。
⑬泉谷寺(せんこくじ) 浄土宗 *墓地の中を区境が通っている。
元享年間(1321-24)の頃に本覚院 北条氏綱の家臣「二宮織部正」が現在地へ移す。
旧小机領三十三所子歳観音霊場初番(享保17年壬子年(1732)幕府の許可)
*「東海道五十三次」で著名な初代安藤広重(住職が安藤広重の弟)が描いた「山桜図」が残っている。本堂内陣と下陣の間の杉戸に左右四面ずつの八面に山桜が1本ずつ描かれた。
(幅8m、高さ170cm)
泉谷寺門前の桜並木 神奈川県の重要文化財『神奈川県文化財図鑑 絵画篇』
*境内には横浜市の名木古木に指定されたサルスベリ、ケヤキ、イチョウなどがあり、それぞれ見事な姿を見せてくれている。
旧小机領三十三所子歳観音霊場 18世紀江戸時代後半 地域霊場の出現 四国88ヵ所霊場より短期間で回れる霊場巡り 鶴見川、恩田川水系と神奈川湊周辺を2~3日で回れる。
区境にある小学校なので、港北区小机町や神奈川区菅田町の子供も通っています。
⑭神奈川区菅田町
小机城落城の後原野だったところを小机、鳥山の村民により開墾されたと伝えられています。菅田の名前は「丘の上の田」という説もあります。
菅田羽沢農業専用地区(61.6ha)「横浜キャベツ」の名で有名。
⑮殿谷遺跡(とのたに) 原始時代の遺跡 原通バス停前の東鴨居中学校のグランド
縄文=落とし穴 弥生=竪穴式住居跡や環濠跡
古墳=遺跡は大部分失われているが、横穴式石室(墓)が残っている