過去15年間の 実施行事経過 ① 〈平成17~26年(20052014)

目  次

 

1.活動の経過(発足後15年間の活動概要)・・・・・・・・・・・・ P 5

) はじめに

) 15年間の活動概要・・・・・・・・・・・・(P2・P3・P5)

 

2 最近5年間の主な活動・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P 6

1)「道」シリーズガイド

       2)「農と親しむ」シリーズガイド

       3)緑区内の一般案内

       4)ガイド依頼への対応(個別案内)

       5)緑区役所事業への協力

       6)みどりーむ主催行事への参加・協働

 7)自主勉強会

 

3.特別寄稿・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P13                 

1)緑区ガイドボランティアの会 15周年にあたって (飯田正明)

      2)発足前の講座に参加して               (相原隆子)

     3)15年の歩みを振り返って                      (久保田武光)

 4)神奈川道のガイドについて             (三尾俊士)

      5)鎌倉古道 中の道                               (鈴木哲生)

      6)大山街道シリーズと松澤さん                     (北岡忠義)

      7)驚きながら読ませてもらいました。              (本橋吾朗)

 4.情報のデータ化・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P24

       )ホームページの作成と公開

2)「緑区の歴史と魅力」

3)活動データのUSB化

「緑区ガイドの足跡」、「経過」、「講座別データ」、「議事録」など

5.運営の変化と課題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P25

1)体制の現状

     2)失敗を積み重ねながらも、運営を充実させよう

 添付資料・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P26

1)緑区ガイドボランティアの会 この5年の活躍報告表

2)緑区ガイドボランティアの会・規約

 編集後記・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P29

   

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1.活動の経過 (発足後15年間の活動概要)  

 

1)はじめに

 平成17(2005)2月3日、会の規約が制定し設立した『緑区ガイドボランティアの会』   は、平成26年(2014)年度末に10周年、更に令和元年(2019)年度末には15周年を迎えました。

  この記念すべき令和元年は、昭和44年(1969)10月1日に港北区から分区して誕生した緑区制50周年でした。同時に昭和14年(1939)4月1日に、この地区が都筑郡から横浜市に編入されて80周年を迎えた記念の年でもありました。

  そこで、当会はこの節目の年にあやかり、当会の誕生15年を祝い、かつ関係者の方々や日頃からご支援いただいている皆さまに方に感謝し、加えてこれから当会の仲間になっていただく方々のためにも、日頃の活動状況や成果を整理し、これらを記念誌として残すことに致しました。

 発足10周年のときにも、活動状況などを整理して記念誌に纏めた経緯もあり、今回はその後

の平成27年(2015)~令和元年(2019)年度の5年間に重点を置いて編集しました。

  そもそも、当会の設立の目的は地域を愛するところから始まっています。

  このため、まずは緑区の豊かな自然・歴史・文化などの資源を知り、これらを区民の皆さんに

紹介するとともに、ウォーキングの楽しさと、そのマナーの普及に力を注ぐよう心掛けてまいり

ました。 

  また、川や街道のような歴史的・文化的遺産などについては、現地に出向き、緑区との関わりの中から体感し、より理解を深める事にも努力してまいりました。 

 ご覧頂く皆さまには、この冊子を通して当会の活動の趣旨や細やかな活動の一端をご理解頂ければ幸いです。

 2)15年間の活動概要

  15年間の活動概要は、「過去15年間の実施行事経過」(本誌2頁・3頁)を参照してください。

  また、発足後10年間の活動状況の内容は、10周年時に纏めた『緑区ガイドボランティアの

会 活動の経過 緑区の魅力を再発見しましょう』を参照してください。

  

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2.最近5年間の主な活動            

 

ここでは最近5年間(11年~15年)の足跡を中心に紹介します。

  ガイドの主要行事として、“緑区と関わりの深いテーマのもとに、緑区を飛び出して改めて私たちの住んでいる緑区を見つめ直す”主旨で、先の「鶴見川流域」に続いて「道シリーズ」に取り組みました。また、恒例の農と親しむ、緑区役所事業との協力・協働並びに個々のガイド依頼などへの対応を行いました。

  反省点として、全般的に道シリーズに特化され過ぎ、地元の緑区内の案内が滞った傾向が生じました。このため、当面は緑区内の案内に主眼を置く申し合わせがされました。以下に 最近5年間の行事概要を記します。

  1)「道」シリーズガイド

この5年間は、緑区を再確認するために「道シリーズ」を掲げて、緑区内を通る神奈川道、鎌倉道、大山街道を各々数回ずつに分けて、街道を通しての緑区との歴史的つながりや周辺の案内を行いました。

この中で神奈川道シリーズが5回で199名、鎌倉道シリーズが4回で158名、大山街道シリーズは、5回で214名の参加がありました。なお、発足後10年までに行った鶴見川シリーズは8回で315名でした。

このシリーズの特徴は、評価が高く固定参加者が多いことでした。また、口コミで広がるなどして申込者が一度に100名を超えることもあり、抽選や事前仮予約制を取り入れたり、募集人員を絞り込んだりもしました。

 (1)神奈川道

緑区域を横断する神奈川道の八王子~神奈川湊のポイントを歩きました。

①「神奈川道を歩く 中山~新横浜編」  平成26年(2014)10月29日

       長泉寺~杉山神社~白山神社・宝塔院~林光寺~雲松院~三会寺

②「古道・神奈川道その2」       平成27年(2015)3月31日

       宝帒寺~十日市場~泣き坂~長津田宿~東向地・東光寺~成瀬街道

③「新緑の恩田川南岸・北岸神奈川道」  平成27年(2015)6月25日

        緑区役所~三保杉山神社~観護寺~極楽寺~日枝神社~青砥杉山神社

④「横浜の浦島伝説&神奈川宿めぐり」  平成27年(2015)10月15日

       東海道神奈川宿、開港当時の絵図や景勝地、諸外国の領事館など

*浦島太郎が竜宮城から観音像を持ち帰り人々の守護神となる話

            (「タウンニュース」で紹介される:18頁参照)

⑤「神奈川往還と言われた絹街道」     平成28年(2016)2月17日

       横浜線片倉駅~絹の道~絹の道資料館~鑓水商人

        *天気に恵まれ鑓水峠より見る景色がすばらしかった。

このシリーズは、参加者への次回優先予約制をとりました。

 

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(2)鎌倉道

鎌倉から鶴ヶ峰を通り中山、川和を経て栗橋に向う「中の道」を歩きました。

①「いざ 鎌倉へつづく道」        平成28年(2016)5月12日

        グリーンライン中川駅~真福寺~港北ニュータウン~都筑ふれあいの丘

②「いざ 鎌倉へつづく道」        平成28年(2016)10月13日

都筑ふれあいの丘~川和冨士~川和宿~大蔵寺~中山駅

*川和の市は古くは月6回、江戸時代後期では5回と都筑郡中最大の市でした。

③「いざ 鎌倉へつづく道」 畠山重忠公ゆかりの地を訪ねて

平成28年(2016)12月6日

鶴ヶ峰~畠山重忠公ゆかりの地~長坂谷公園~長泉寺~中山駅

       *畠山重忠公は上の道から長津田・十日市場の泣坂を経て、中の道に入り鎌倉に向かったと言われています。

④「いざ 鎌倉へ」鎌倉ゆかりの寺を訪ねて  平成29年(2017)3月7日

大船駅~常楽寺~八雲神社~龍隠庵~円覚寺~北鎌倉駅

*円覚寺塔頭の1つ龍隠庵では法話をしていただきました。

 (3)大山街道

①「歴史体感! 大山街道とその周辺を巡る」 平成29年(2017)6月8日

永田町駅~清水谷公園~弁慶橋~豊川稲荷~金王八幡~~渋谷駅

*伝統工芸青山スクエア、金王八幡宮の2か所で話が聞けました。

②「歴史体感! 大山街道とその周辺を巡る」 平成29年(2017)11月9日

二子玉川~大山街道ふるさと館溝の口~はかりの田中屋~久地円筒分水

*お茶の田中屋(秤屋)と大山街道ふるさと館で江戸の大山街道の様子を聞きました。

③《長津田宿~鶴間宿》「歴史体感! 大山街道とその周辺を巡る」

平成30年(2018)3月8日

       大石神社~天王社~圓成寺~下鶴間宿~下鶴間ふるさと館~鶴林寺

       *アスレチックで林谷戸(別名・伯楽谷戸)の話、先祖が馬の医者をしていた人の話を聞きました(馬の医者:「伯楽」の由来とされる)

④「歴史体感!大山街道とその周辺を巡る」  平成30年(2018)5月16日

       海老名駅~温故館~相模国分寺跡・国分尼寺跡~厚木宿~本厚木駅

⑤「最終章は御師と大山講」         令和元年(2019)5月23日

       伊勢原駅~三の鳥居~おおすみ山荘~旅館あさだ(昼食・講話)~茶湯寺 

       *江戸時代の庶民の大山詣での行く先は雨降山大山寺でした。「御師を「導師」に名称変更した。組織化された大山講を継続しています。

*産業能率大学の齊藤教授のから、大山道について情報収集をしました。

  

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 2)「農と親しむ」シリーズガイド

8月の暑い時期に行う「農と親しむ」は、3品目(浜なし、浜ぶどう、ブルーベリー)に定着しました。過去にはシイタケ、卵、トマト、トウモロコシ等もありました。  北八朔地域の幹事による下準備があったからこそできたものでした。

子供用の案内体制を組んだり、暑さ対策のために冷却剤等を持参したりしました。平成30年(2018)の夏は記録的な猛暑で横浜市から熱中症対策が出たこともあり、令和元年の開催は秋のさつまいも掘りに変更しました。

 

(1)山下地区の農園めぐり

     平成19年(2007)から始めた「農と楽しむ」シリーズは人気があり、平成30年(2018)度まで継続しました。昭和42年(1967)ごろから栽培し、今では幻のなし(市場に出回らない梨)となっている「浜なし」、大粒の「はまぶどう」、「ブルーベリー」の農園めぐりを、山下地域を中心に実施してきました。完熟した果物を食べられる時季となると、8月の酷暑の中での実施となり、摘み取りと試食を楽しみに工夫をしながら継続してきました。自分で取った果物を食べると、すごくおいしいのがわかります。特に「浜なし」はブランド化された売れ筋で、ガイドが皮をむいて皆で試食し、かつ販売数が少ないので朝の集合時に見本を見せて注文をとり、最後のぶどう園で渡すなどして継続してきました。

また、子供も参加するため、特別チームをつくったりしました。

《熱中症対策》

平成30年(2018)では出発時にスポーツセンターを借り、消防署から「熱中症について」、緑スポーツセンターから「正しいウォーキングの仕方について」の話をしていただきました。

       異常気象による暑さ対策は、救護係を決めて冷却剤等を持参、加えて30分毎の水分補給を心がけましたが、暑さで不快感を訴える脱落者が出てきました。

横浜市から「最高気温35℃以上」の行事のへの配慮の指導もあり、令和元年から夏は避け、秋の「農と親しむ(芋ほり)」に変更することとしました。

 

(2)十日市場歴史散策と芋掘り        令和元年(2019)10月20日

十日市場駅~日向山神社~十日市場跡~奥津邸~加藤農園

*新治市民の森に隣接の畑でしたが、前日が雨で延期されて翌日の実施となりました。

  3)緑区内の一般案内

緑区ガイドボランティアの会の独自企画で、緑区内の見どころを案内しました。 (「道」シリーズと「農と親しむ」シリーズ以外の企画)

(1)「東工大すずかけ台キャンパス~玄海田公園  平成28年(2016)6月14日

 

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高尾山~東工大博物館~加藤山の樹木~玄海田公園

*東京工業大学と田園風景を残す岡部谷戸から玄海田公園へ歩きました。

 

(2)「藁アート」の展示に合わせたウォーキング  令和元年(2019)11月27

緑区役所前~台村八幡神社~弘聖寺~久保谷戸お滝様~念珠坂~神明谷戸お滝様~杉沢堰~新治里山交流センター~山田右京之進城址碑~わらアート会場

 

       備考;緑区の“農”と“緑区制50周年”のPRイベント「わらアート」が、横浜線沿いの小山町の田圃に展示されました。 〈表紙の写真をご覧ください〉

[高さ5mの龍や、 高さ1.9mの馬と,高さ1.3mの亀 のアート] でした。

 

 4)ガイド依頼への対応(個別案内)

地域の団体などから依頼を受けたガイドを行いました。案内の場所や所要時間などは、先方のニーズに合わせて調整して臨んでいます。

(1)「長津田の歴史歩き」のガイド       令和元年(2019)6月13日

区政推進課経由で、福祉団体の「ナルク横浜」から依頼で案内しました。

(2)鴨居まち研からの依頼ガイド       平成30年(2018)4月27日

長津田駅から東京工業大学までのガイドを実施しました。 

(3)「霧が丘ケアプラザ」主催事業の案内   平成27年(2015)12月1日

     この団体からは、継続的に案内要請があり対応しています。

(4)「緑区遺産三保地区巡り!」       令和元年(2019)9月28日

三保地区連合自治会の緑区制50周年事業に、緑区ガイドボランティアの会から2名が参加しました。

     イッツコムケーブルテレビからインタビューを受けました。

 

 5)緑区役所事業への協力

かつては、トマトやトウモロコシ等の収穫体験、スマートイルミネーション新治のガイドウォーク、『緑区直売所マップ』の作成への調査協力などを実施してきました。

   最近では「緑区遺産」や「ミドリンウォーキング」関連の資料整備での意見提言やウォーキングなどを行いました。また、横浜動物の森公園の全国都市緑化よこはまフェア会場となった「里山ガーデン」での行事には案内役で参加しました。

「よこはま健康スタンプラリー」では、実施時期に当会が開催・関与したウォーキングの多くがこの対象イベントとして指定されました。

  (1)『緑区遺産』と『ミドリンウォーキングマップ』などの整備対応

    a)『緑区遺産』

      緑区役所のホームページに掲載されている『緑区遺産』について、長津田や十日市場、中山周辺域にある幾つかの遺産の説明に誤りや不適切な部分があり、緑区役所に話して修正していただきました。

 

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この誤りなどの原因は、遺産登録元から区役所に提出された内容について、その妥当性の確認がなされていないことでした。

 

b)『ミドリンウォーキングマップ』の改訂への協力

      平成28年(2016)8月に緑区役所福祉保健課から区内の幾つかの団体に、改訂版への意見提示が投げかけられ、当会も協力しました。

      当初、多くの誤りがあるとの意見がありましたが、数人の代表者と区役所との調整の中で、この誤りの存在に言及しないという不手際がありました。後日、誤りの指摘を知った区役所からの要請により、この修正提示を行い改訂版に反映されました。数十箇所の誤りや不適切記載がありました。

      改訂から1年を経た時点で、特にこのマップへのクレームは生じていないとのことでした(福祉保健課談)

    c)『みどり区ガイド・防災マップ』への意見提示

      かつて、このマップの前身であった『みどり区区民生活マップ』のときには、地域に存在する主な神社や仏閣の所在が表示されていました。

      ところが最近の『みどり区ガイド・防災マップ』には、なぜか記載されていません。マップの名称に“ガイド”と表示されていることもあり、神社仏閣の表示は重要であるとの意見提示を行いました。区役所は拝承とのことでした。

 (2)「大花壇 里山ガーデン」への案内    平成29年(2017)5月27日

第33回全国都市緑化よこはまフェア(平成29年3月25日~6月4日)が、ズーラシア横の「里山ガーデン」で開催され、緑区民デーに四季の森公園のPRと里山ガーデンへ案内しました。

関連してTVKより、緑区を紹介する番組「ハマナビ」で四季の森を紹介するよう依頼があり、5月9日の取材を三尾俊士氏が担当して案内しました。この放送は5月20日()18時~18時30分に緑区特集の中で取り上げられました。

 (3)「ミドリンウォーキングフェスタ」   平成30年(2018)1月20日

     3つのコースの内、「歴史散策コース」を担当しました。

コースは玄海田公園~下宿常夜灯~大林寺~みなみ台公園~緑道~アピタ玄海田公園で歩き方教室を行った後、各班でコース説明などしてから出発し、12時にアピタに戻って「健康づくりイベント」に参加しました。

 (4)緑区遺産ガイドウォーキング「長津田コース」

平成30年(2018)11月21日

〈コース〉十日市場駅~泣き坂~餅塚~岩川鉄橋~片町地蔵~下宿常夜~大林寺~大石神社~長津田駅

 

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(5)緑区遺産と福祉ガイドウォーキング「三保コース」 

平成30年(2018)12月8日

〈コース〉緑新栄会界隈~観護寺印融法印~旧城寺~小滝様・杉沢堰~念珠坂

   *区長も参加され緑区遺産を堪能しました。

 (6)「緑区遺産ウォーキングフェスタ 」への協力

    令和元年(2019)12月7日

緑区制50周年記念事業として、福祉保健課では「岩川橋梁コース」および「高尾山コース」の2つの計画予定が、雨天中止となりました。

 (7)「緑区の歴史と魅力」~夢の実現に向けて~  平成30年(2018)6月1日

「セカンドライフ講座 緑区を知ろう!(高齢障害支援課主催)

      *会員の飯田正明氏から「緑区の歴史と魅力」で説明しました。

 

 6)みどりーむ主催行事への参加・協働

(1)夏休みこども体験講座

グリーンライン川和車庫「グリーンライン リニアで動く地下鉄」は、平成24年(2012)から熱い夏の8月に行っています。台風で中止(平成28年)となった時もありました。人気のある講座で、毎年参加する小学生もいます。特に試乗は人気があります。

暑さ対策には特に気を付けており、手厚い支援の中で脱落者はいまのところありません。

 (2)みどりーむまつりへの出展

毎年3月初めに「みどりーむまつり」が行われ、当会も「パネル展示」「活動紹介・交流コーナー」に出展しています。

道シリーズや農と親しむ、リニアレポート展示、こんな活動をしていますパネル展示や活動説明、さらに募集チラシでの会員募集も行っています。この行事の延長線上で、区役所ロビーでも展示されました。

 (3)市民活動交流会に参加

毎年9月~10月に開催されます。会員の自由参加としています。

 (4)ちょっと先生講座

a)「中山のへそを語る」        平成27年(2015)3月22日 

中山周辺のまちと歴史が紐解かれました。

講師;布川義之

 

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b)「やました地区周辺を知ろう!」   平成28年(2016)2月28日

神社4社 仏閣6寺 八朔の野仏の説明をしました。

講師;浅見静代・本橋吾朗・鈴木哲生・松澤昭一

c)「鴨居の歴史と魅力」        平成29年(2017)2月26日

鴨居の時代考、 どんな神社? なぜ真言宗の寺が多いのか?  都筑郡衛、小机の地勢と小机衆、後北条氏の戦略と治世、杉山神社、真言宗などの話をしました。   講師;井上正和

d)「神社仏閣の歴史と説明」      平成30年(2018)4月22日

神社仏閣、参拝する前に、神様はおられるの、仏は何を教えたの、何が祭られているの、人々はなぜ拝んでいるの? など、神社仏閣に関する成り立ちや作法の説明を受けました。 講師;本橋吾郎 

e)「中山の過去、現在、未来」     平成31年(2019)2月5日 

中山商店街~再開発構想~大蔵寺~長泉寺~なごみ邸

*みどりーむのある中山町を歩いてその成り立ちを学習しました。

       講師;田中 晃

 

 7)自主勉強会

(1)「高速道路環状北西線見学」       平成29年(2017)10月2日 

       案内:本橋吾朗

(2)講座「長津田の歴史的背景と地名の由来」

平成29年(2017)10月5日

講師;久保田武光

(3)「緑区の資源再発見!!八朔の秋を見つけよう」

平成27年(2015)9月26日

緑区役所~観護寺~西八朔杉山神社・極楽寺~宗泉禅寺~川和町駅 

(4)「港北ニュータウンのまちづくり」    平成28年(2016)3月10日

       都筑区をガイドする会に案内していただきました。

(5)「東洋英和女学院大学キャンパス」見学   平成27年(2015)6月9日

学内で植物・花、鳥類のガイド、学食、チャペルを堪能しました。

(6)樹木についてのガイド研修

地域の資源として、緑区は横浜市の中で都市開発が進む中、まだ多くの緑が残されています。とは言え、巨木となった樹木は、土地の開発で切られ少なくなってきました。しかし公園・神社・寺院等では、今でも巨樹が大事に保存されています。

地域のガイドをしながら、残されている樹木や珍しい植物などの、名前や特徴、用途などを説明し、参加者に木々・植物への関心を深めてもらう活動も進めてきました。また、ガイド内では北八朔や四季の森公園などで、現地に行っての研修活動も行いました。

 

 

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3.特別寄稿                  

現会員・旧会員の皆さん7名の方に寄稿していただきました。以下に掲載します。

 

 1)緑区ガイドボランティアの会 15周年にあたって

飯田正明(霧が丘在住)

(1)発足時苦労したこと

緑区では、緑や水の豊かな資源があふれる「拠点」づくりと拠点間をつなぐルートのネットワーク化をめざして、平成6年に「緑と水の回廊構想)」が策定されました。緑区の豊かな緑や水の資源を貴重な財産として次の世代に継承していくとともに、それらを活用して、区民の憩いの場、自然体験の場をつくる構想です。

これをもとに2年間研修(平成15年・16年)をして現ガイドグループを立ち上げました(研修内容は相原隆子さんの寄稿を参照ください:14~15頁)。

発足当初からウォーキング企画をしてから下見をするなどして、参加者を募る方法でした。

会の体制は会長、副会長、総務体制で行うこととし、最近まで継続してきました。なお、「緑区ガイドボランテイアの会」は制約を受けないよう助成金を受けずに独立して運営してきました。

 (2)アドバイザー役には感謝

会の運営にアドバイザー役をお願いしてきた緑区生涯学級講座「横浜線ものがたり」や「長津田ふるさとの会」の歴史に詳しい久保田武光氏には、資料や運営面で個別の指導をいただきました。

神社・仏閣に造詣の深い本橋吾朗氏、植物の大家 故・田島福次氏、直売所や野仏に詳しい 故・松澤昭一氏の各氏には感謝致します。

(3)他区との連携も

「横浜ガイドシティ協会」への加入要請があったが、独自に計画、活動しており、協会の制約に縛られないで活動をしてゆく方針としました。

「開港150周年シルクロード」では、神奈川区いまむかしのガイドの会、ほどがやガイドの会、緑区ガイドボランティアの会の3区がつながり、リレーをしながら案内しました。

旭区ガイドと緑区ガイドが平成25年(2013)、都筑ガイドと緑区ガイドが平成27年~28年(20152016)でいずれも連携し、双方の地域を案内し合いました。

 (4)地域からの要請

健康のため脳トレを行いながら歩く自然散策は、平成23年(2011)ごろから2つのケアプラザで行ってきましたが、参加者は常に15~20名です。樹木と花は季節により異なるので、年に春夏秋冬の4回説明できます。各地域・団体からの要望については担当2人を決めて案内を行っています。

 

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 2)発足前の講座に参加して 

                             相原隆子(中山町在住)

 

平成15年(2003)7月19日に、「緑と水の回廊ルート」ガイドボランティア養成講座が開講され31名が参加しました。講師は特定非営利活動法人「ナチュラルフェローズ」の方々です。当時の発行された公式記録である「ガイドボランテア通信」の第1号から第4号までの中から拾い書きします。

長津田、鴨居、東本郷、四季の森公園、新治の森や横浜自然観察の森を歩きながら、受講者が解説しました。また、ポストイットワークや振り返り、意見交換をし、ガイドの心得を学びました。

 

ガイド解説のポイントは、

・対象者を考え、聞き手に配慮し、イメージできるガイドを心がけること。

・参加者を安全にガイドすること。 

    参加者の顔色や様子の変化を見る。危険な所は“危険”とはっきり伝えたり、避けたりす

 る。暑い日の帽子の着用、水分補給、下見により安全の確認とコースの設定、保険への加入、

 また、地域の方とのコミュニケーション、自然を私物化しない話もありました。集合場所での

 注意事項、遅れた場合への対応、オリエンテーションや現地の観察なども習いました。

    「集合したときの注意点」

  集合場所は他の通行の邪魔にならないこと。

②スタート時に確認する事は、参加者確認・トイレ確認・帽子・水筒持参の有無。

③出発が遅れた時のアナウンス。

    「ガイドするときの注意点」

①ガイドが話す立ち位置としては、日陰や太陽を背にするなど参加者が話を聞きやすい環境を設定すること。

②参加者が多いときは、外部の音に声がかき消されないよう、静かな場所で行うか、場所によってはスピーカーなどの用意もすること。

    「屋外行動での注意点」(一部分かり易く修正・圧縮)

  自然の中に入る前に、マナーや注意事項を伝達する(蜂への対処など)。

②当日の流れを参加者に伝達すると、参加者が流れを理解し安心する。

③ガイドを行う前に参加者把握(理解)を行うことで、対象に合わせる。

④何を伝えたいのか、具体的に伝えたい事を考える。

スタッフとしての持ち物(救急セット、筆記用具、連絡道具など)。

⑥小道具をうまく活用する(敷物、目印など)。

 

 

 

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また、鴨居や東本郷地区のウォークでは「鴨居まち研」の方が講師となり、まとめ役(必要性)や詳しい資料集め、記録や写真係、PR活動、トイレの確保、講師が必要な場合の依頼、終わる時間のお知らせ、 雨天対策など企画運営に必要なことを教わりました。

平成16年度(2004)も10回の講座を行ったのち、平成17年(2005)2月に「緑区ガイドボランティアの会」を14名で立ち上げ発足しました。

本橋さんを中心にガイドの規約も作り会長、副会長、総務を決めました。その3か月後に久保田さんが強力なメンバーとして参加してくださいました。

発足した年から今でも活動しているのは、飯田、久保田、相原の3名になってしまいましたが、現会員14名のほか途中でやめられた25名の会員の方々の努力と支えがあってこそ現在があると思います。

 《ウォーキングの心得》

   〈A〉

自然を尊び 自然を愛し 自然に親しもう

②自然に学び 自然の調和を損なわないようにしよう

③美しい自然 大切な自然を永く子供達に伝えよう

④帰る時は来た時より美しく

 

     ⑤写真以外はとるべからず 足跡以外は残すべからず

 

   〈B〉

①やあ!おはよう 明るい挨拶さわやかに

②信号で、あわてずあせらず待つ余裕

③ひろがるな、参加者だけの道じゃない

④自分のゴミ 自分の責任持ち帰り

⑤歩かせて いただく土地に感謝して

 

 )  15年の歩みを振り返って 

久保田武光 (長津田在住)

 

私が緑区ガイドボランティアの会に入ったきっかけは、ガイドボランティアが発足して最初の行事に参加したことです。平成17年(2005)5月21日の「旧長津田宿の歴史を訪ねて」という行事でした。

   それから間もなく15年が経とうとしています。

   この経過の中で、特に印象の深いい思い出を2つ採りあげてみます。

 (1) 緑区役所が 地域の歴史や文化を

 ホームページに 掲載するきっかけを創った

ガイドボランティアの会が発足して2年半が経った平成19年(2007)11月に、ガイドボランティアの会と緑区長との対話会『緑区民と区長のこもれびトーク』がありました。

 

 

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この時に、私から区長に次のように話しました。

  “緑区に隣接している瀬谷区や青葉区のホームページで、「瀬谷区の歴史」或いは「青葉区の

 歴史」という欄を見ると、その地域の歴史や伝説などがしっかりと紹介されている。しかし、

 緑区のホームページで「緑区の歴史」を見ると、緑区役所の歴史が紹介されているだけで、地

 域の歴史や文化には全く触れていない。緑区には古い歴史があり、かつ新住民も多いことから

 地域の歴史や文化の紹介は重要ではないのか?”

横浜市緑区広報 平成20年1月号掲載

 

 

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 この数日後に、区長がガイドボランティアの会とのトークで、上述の意見が出たことを区役所

の幹部の皆さんに伝えたそうです。

 しばらくして、緑区役所のホームページを見ると、なんと緑区地域そのものの歴史などが掲載

されていました。年ごとにこの内容も豊富になり、かつ質も向上してきました。最近始まった

「緑区遺産」の登録企画もこの延長と言っても過言ではないでしょう。

 なお、区長との対話会の様子が、翌年の平成20年(2018)1月の緑区広報で紹介され、ちょう

ど私が意見を述べているときの写真が掲載されていました。

(2)会の単独行事が大々的にタウンニュースで紹介される

 これまで、タウンニュースにガイドボランティアの関わる活動が、幾つか紹介されています。しかし、これらは緑区役所が関与している「農と親しむ」などの行事に限られています。区役所の担当者が役所の目線でタウンニュースとの間を繋いだケースです。それでも、掲載スペースは極めて小さいものでした。

 そんな中で、ガイドボランティアの会独自の行事が唯一掲載されたことがあります。それもびっくりするほど破格の大きなスペースを割いて紹介されました。

 これは平成27年(2015)10月に行われた神奈川道シリーズ第4回目の「横浜の浦島伝説&神奈川宿めぐり」編です。

 紙面を大きく割いて、神奈川道と緑区域の関りとその役割の解説から始まり、東神奈川周辺域に伝わる横浜独特の玉手箱を開けなかった浦島伝説や地域に伝わる太郎の伝説、或いはゆかりの地にも話が及んでいました。さらに神奈川宿で唯一残る宿屋、かつて坂本龍馬の妻「おりょう」が働いていたとされる田中屋(当時の宿名:さくらや)では、ちょうど若女将が宿屋から顔を出すと参加者から大きな歓声があがったことまでも細かく紹介されました(新聞紹介記事は次頁参

照)。

 当時の区役所のみどりーむ担当の職員が、このスペースの大きな記事を見て、ガイドボランティアの会はすごいと驚いていたほどです。

 実は、「横浜の浦島伝説&神奈川宿めぐり」の準備が具体的に始まった頃、たまたま別件でタウンニュースの編集長に会いました。そのときにこの行事の話に及び、緑区内をほぼ横浜線に沿って通じている神奈川道の起点の東海道の神奈川宿周辺に、ユニークな横浜の浦島伝説があることや坂本龍馬の妻が働いていたとされる田中屋の宿の話などをしました。

 それから数日経って、ガイド全員によるこのコースの下見をしました。この途上で、編集長から電話が入り“この間の話は面白いので、ぜひタウンニュースに載せさせてください”とのことでした。

 さっそく、このことを同行したガイドボランティアの皆さんに伝え、かつウォーキングの本番

時にタウンニュース掲載用の写真撮影をお願いしました。これらの過程を通して、10月22日の紙面に大きな記事となって、掲載されました。タウンニュースのこの心遣いには感謝です。

  

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平成27年10月22日(木) タウンニュース横浜市緑区版

神奈川道シリーズ④ 神奈川湊編

横浜の浦島伝説&神奈川宿めぐり

 

 

 

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4)神奈川道のガイドについて

三尾俊士(森の台在住)

 

緑区ガイドボランテイアの会の案内企画として、緑区を通る主要古道を、始発点から終着点までの道のりを数回に分け、その沿道の歴史的遺産を訪ねて巡る企画を実施しました。

緑区を通る古道は、神奈川道、鎌倉道、大山道、中原街道が対象になりますが、その中で初めに選んだ古道は、緑区を東西に横断する古道の神奈川道を選び、平成27年~平成28年に5回に分けて案内をしました。

先ず、神奈川道とはどんな古道かについて、郷土史家の相澤雅雄先生の著書から見てみます。

 [神奈川道とは]

  緑区を通る昔の道、古道は鎌倉道、大山道、神奈川道が有りますが、神奈川道は、現在の東神奈川にあった神奈川宿から鶴見川南岸の小机、鴨居、中山、十日市場、長津田を通り、成瀬、町田、木曾、御殿峠を経て八王子に達する道を神奈川道と言います。

 この道は、古く近世以前から使われていて、十日市場町の日向山神社境内の道路改修記念碑に「神奈川県都筑郡新治村十日市場内本村縦貫道路ハ古ク鎌倉時代ヨリ八王子街道トシテ交通ノ要道デアッタ」と、中世以来の古道伝承を記しています。

 昔この道が、神奈川湊と内陸部を結ぶ、輸送路として使われていたことと思われます。

神奈川道の呼称も、道筋の村々によって様々な言い方がされ、八王子道、八王子往還、神奈川往来、長津田街道などと言われていました。一方、路傍等に残る道標をみると、十日市場町寶帒寺門前の慶応2年(1866)在銘の馬頭観世音塔には「東金川道、西八王子道」と記され、国道246号線下長津田交差点近くの旧大山道と神奈川道との分岐点に立つ享保20年(1735)の地蔵塔には「南カナ川道、東江戸道」と刻まれています。近世石造物からは、八王子道と神奈川道の名称がつかわれていた。いずれにしても、名称は様々でありました。

 【輸送路としての神奈川道】

  近世における神奈川道は、恩田川流域南岸の村々で、年貢米や神奈川宿での生活物資購入のための道として使われてきました。生活のための道であり、旅人往来の街道ではなかった。延享5年(1748)久保村の年貢米は村を出てから、この神奈川道を神奈川宿へと向かい、神奈川湊から船に積み替え江戸湾を海上輸送し江戸へ運び込んでいます。更に久保村の人びとの雑多な日常生活用品は、神奈川宿で購入するとあり、やはり神奈川道を使って出かけていたことがわかります。

 

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 明治に入ってからも、この道の性格は変わらず、この道を使って炭やまき、野菜、下肥等の輸送路として使われてきました。このように恩田川流域の村々にとってなくてはならない道として古くから利用されてきました。現代でもこの道が持っている重要性は変わっていません。

(相沢雅雄著 「横浜・緑区 歴史の舞台を歩く」から転記)

  この神奈川道を、案内するにあたり第一回目は地元である中山の緑区役所前を神奈川道が通ることから、第一回の案内の出発の起点としました。

  1回目〉中山から新横浜まで、古道の、道筋に残る多くの寺、神社を訪ねながら約9Kmを歩きました。この区間は、古道を偲ばせる面影はほとんど残っていませんが、道沿いに多くの寺や、神社があり、そこには村が有り人々が暮らしていたことがうかがえます。           (担当者 三尾)

 〈2回目〉十日市場から成瀬まで、歴史を伝える石造物などを案内しながら歩きました。特に、長津田は神奈川道と大山街道が交わる場所であり、古くから道の要所でもあります。この区間は、道沿いに昔を偲ばせる石造物が多く残っており、それらを案内しながら約9㎞を歩きました。  (担当者 田中)

 〈3回目〉中山から十日市場間の恩田川両岸の寺や神社を中心に訪ねました。神奈川道は、現在の小机から成瀬までの区間、鶴見川、恩田川北岸にも道が分かれて神奈川道が並行していたと云われており、中山付近の南岸、北岸の道を散策し、地域に残る寺社を巡りました。        (担当者 浅見)

 〈4回目〉東神奈川から横浜の台町までを歩きました。神奈川道の起点となる神奈川宿と、この地に残る浦島太郎伝説に所縁のある場所をめぐり、また幕末の横浜開港による外国の受け入れ施設などを訪ね、神奈川道の役割などを学びました。                       (担当者 久保田)

  5回目〉最終回で片倉から鑓水までの絹の路を歩きました。横浜開港後、主要貿易品であった絹の輸送を、神奈川道が担っていたと言われ、昔の面影が残る絹の道といわれる道を辿りました。途中、絹の道資料館に立ち寄りどのように物流が行われていたのかを学びました。        (担当者 二瓶)

  神奈川道全行程を歩いたわけではないが、神奈川道が庶民の生活に深く繋がり生活道路としての役割を古くからになってきたことが分かり、緑区は交通の要所でもあったと思いました。

 神奈川道の案内は、5回に分け一年半にわたり実施しましたが、各回ともに次回開催の案内を行って参加予約をとったため、多くの方が1回から5回まで参加していました。

  

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 5)鎌倉古道 中の道 

鈴木哲生(青砥町在住)

 

「道」シリーズその2として企画されたのが、旧鎌倉街道・中の道でした。中の道は、緑区周辺を縦断する形で鎌倉へ直進していたとされています。

今回は、緑区内及び緑区周辺に限って、案内をしようという企画でしたが、やはり最後は“いざ 鎌倉でしょう!”と言う事で、タイトルも「いざ 鎌倉へつづく道」となり、平成28年(2016)5月から平成29年(2017)年3月まで4回に分け、最終回は大船から鎌倉へ上る古道をご案内しました。

緑区周辺は宅地開発により、鎌倉街道の面影も残り少なく、古道そのものも途切れがちですが、この会の趣旨に則り、できるだけ鎌倉時代から続く旧跡を訪ね「当時の中の道はここまで」との説明を加えて辿りました。

  1回目グリーンライン中川駅~真福寺~港北ニュータウンへ

   うとう坂から真福寺(国指定重要文化財の木造釈迦如来立像がある。造立時期は鎌倉時代

  後期、神奈川県下の清凉寺式釈迦像のなかでは極楽寺、称名寺のものと比較して清凉寺式の

  原像に近いとされている)を訪ね、馬のための井戸跡を残す鎌倉古道の面影を辿る道を経

  て、鎌倉時代創建の剣神社へとご案内しました。

 〈2回目川和八幡神社~川和宿~瑞雲寺~精進橋~大蔵寺~長泉寺

   八幡神社は貞観17年(875)以前の創建とされ、鎌倉街道はこの付近を通過していまし

  た。畠山重忠なども戦勝祈願に参詣しています。

   瑞雲寺は鎌倉時代の延元3年(1338)の開創と言われ、川和学舎がありました。妙蓮寺は兼

  武元年(1334)年に阿闍梨朗慶が開山したとされています。中の道は、川和宿から精進橋付近

  で川を渡り青砥町、中山町方面へ上って行きます。源頼朝の家臣であった相原左近が主人の

  頼朝死去により中山村に移り主君を弔うとともに自家の菩提寺とした大蔵寺等を案内しまし

  た。

 〈3回目 「畠山重忠公ゆかりの地を訪ねて」

   鶴ヶ峰~畠山重忠公ゆかりの地~長坂谷公園~長泉寺~中山駅 

  “中の道”は中山町から旭区上白根一丁目まで、ほぼ直線的に南下しています。

   今回は、鶴ヶ峰から逆にめぐりました。鎧の渡しから入り、重忠の首を洗ったと言われる

  首塚、逆さ矢竹、北条方に囲まれた矢畑、重忠方130騎余りを埋葬した六つ塚、菊の前が

  重忠の戦死を聞いて自害し籠のまま埋葬したとされる籠塚、源義家が不道明王を納めた白根

  不動尊にお参りし、長坂谷公園を経て中山町まで案内しました。

 

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  〈4回目 「いざ 鎌倉へ」

    大船駅~常楽寺~八雲神社~龍隠庵~円覚寺~北鎌倉駅

    鎌倉古道最終回として大船郵便局からほぼ直線上に南下し円覚寺まで案内しました。旧

   鎌倉街道中の道の石碑がある離山富士見不動尊、三代執権北条泰時が妻の母の為に建立し

   た浄楽寺、北条泰次建立の常福寺、鎌倉入り口を示す“せゐ志くはし”を通り、時宗一遍

   上人所縁の光照寺、このお寺はキリスト教徒を檀徒として匿った歴史を持ちます。八雲神

   社に寄り道し、北条時宗が文永の役殉死者を弔うため建てた円覚寺へと案内しました。

    *円覚寺塔頭 龍隠庵では太田住職から法話を戴き、聖観世音菩薩の拝観、西田幾多郎

     の額等を見させて戴きました。

  

 6)大山街道シリーズと松澤さん 

 北岡忠義(寺山町在住)

 

「道」シリーズの最後に、大山街道を取り上げることを決定したのは、平成28年(2016)12月1日の定例会議であったと記憶しています。

同時に担当メンバーとして、故・松澤さんを総合リーダーに、相原さん、井上さん、真下さん、北田さん、岩澤さん、渥美さんの7名が選ばれました。その後、2回目を前にして北田さんが、3回目を前にして井上さんが退会されましたので、北岡が補充メンバーとして加わることになりました。

     大山街道シリーズの概要については、本文 2. 1)(3)項(最近5年間の主な活動

 「道」シリーズガイド大山街道)に記述されていますから、ここでは、割愛させていただき

  ます。

担当メンバーの会議では、“大山街道は他の団体が様々なイベントを盛んに取り上げており、本会の特色を出すべく、あまり街道にこだわることなく「歴史体感! 大山街道とその周辺を巡る」をテーマとし、周辺の歴史遺跡を探訪する旨の松澤リーダーの提案を取り入れることになった”と聞いております。

     当初は、2年間にわたり5回に分けて実施する予定でしたが、「その4」の後、区役所か

  らの要請行事が重なって、「その5」は1年延期することとなったのでした。

   初回である「その1」は、リーダーの松澤さんが担当し、赤坂見附を出発点にこのシリー

  ズが開始されたのですが、その後松澤さんは体調を崩され、下見もままならないままに最終

  の「その5」の完遂とともに、令和元年(2019)の夏に永眠されたのです。

振り返ってみれば、スタートの「その1」が、緑区ガイドボランティアの会の重鎮であった松澤さんが取り組み、リードして催行した最後のイベントとなったわけです。

    そして、私が担当した「その5」において、彼は企画にも下見にも催行にも参加できなくな

 られたのですが、「その4」と「その5」との間には1年間の空白があったにもかかわらず、

 大山街道シリーズの完了を待つかのようにして亡くなられたのは、運命の悪戯ばかりではない

 と私には思われるのです。

                    -22-

 

私は「その5」の終わった後、余命わずかとのメールを受け取り、三尾代表とともに、本郷台のホスピスに松澤さんを見舞ったのですが、彼は点滴の器具を身につけたまま、古代「白村江の戦い」前後の渡来人の歴史について、我々に熱く語りました。“口角泡を飛ばす”とはこのことだと思ったものです。

彼が書いた資料を私に読めと仰り、私は声を出して朗読しました。そしてそれは1時間半にも及んだのです。

    帰り際、「大山街道シリーズの記録を遺して死にたい」から「その5」のデータがほしい、

 とUSBをわざわざ私に渡してくれました。三尾さんと、“あの元気なら三月や半年で死ぬわ

 けがない”と笑って帰ったものでした。

   私はすぐに、私が作った「その5」のデータをUSBにコピーして、郵送しました。

奥様から丁重な礼状をいただきました。

そして1週間後、他界されたのです。

   大山街道シリーズ「その2」は岩澤さん、「その3」は相原さん、「その4」は渥美さ

 ん、「その5」は北岡で、夫々が担当して大山街道シリーズは終わりました。

 

 7)驚きながら読ませてもらいました 

本橋吾郎(北八朔在住)

 

「良くぞ纏めた」と感心する長編の15周年誌ですネ。

皆さんの結集力と、意義ある活動を表明していると感じました。

「会」のスタートは、区政推進課による『緑区民に、緑区民が、緑区を案内する』ための研修会を開催したことでした。

2年間の研修会終了の際、会結成への参加者が少なくガッカリしました。

   結成当時、会員間にイメージ(回数・方法・行先等)の差があり、観光地が無い緑区では案内箇所の意見が分散しました。私が神奈川健生で経験した「健街道」から、緑区にある旧街道・河を提案し採用されました。

   神奈川県のウォ-キングの会は、「歩け歩け協会」と「ウォ-キングの会」の2つがあります。そこで提案されているのが「ウォ-キングの心得」です。私が会に所属して歩いていた頃に学びました。

  事前配布の案内やパンフには、行程の主目的、歩行距離・時間、坂道等の状況をお知らせす

 るのは如何でしょう。

  「ガイドの会」の継続・発展と皆さんの健勝を祈念致します。

    〈補足〉本橋氏は、2代目の副会長を務められました。ガイドボランティアの会が発足後まもなく、当

   時の副会長が突然退会され、その後本橋氏が会長を支えてきました。

 

 

 

 

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4.情報のデータ化

 

1)ホームページの作成と公開

 

平成30年(2018)6月、会員の岩澤さんからの提案で、行事予定や活動を入れた誰にでも見てもらえるようなホームページ「緑区ガイドボランティアの会」を作りました。現在充実に努めています。   https://ymvg2.jimdo.com

5.運営の変化と課題

 

 1)体制の現状(敬称略)

平成17年(2005)2月に設立され、会長・副会長・総務体制でスタートしています。

平成29年(2017)には、行事の企画・実施にプロジェクト体制を導入し、リーダーとサブリダーに権限をある程度一任することにしました。加えて、シリーズものには3役が分担して入り、企画実施する事にしました(3役が特定の行事に集中せず、分かれて担当するということです)

平成30年(2018)には発足から会長を務めていた飯田氏が都合により会長職を辞しました。新体制は会長・副会長・総務体制を廃止し、代表1名、総務・会計1名の2名体制に変更、代表を三尾さん、総務・会計を相原さんに決めました。同時に若きリーダー北岡、岩澤、渥美、鈴木各氏に期待することにしました。

令和2年(2020)には、代表が投票で北岡さんに代わりました。総務・会計は相原さんで変わりませんが新しい幕開けです。

 

 2)失敗を積み重ねながらも、運営を充実させよう

(1)反省し、改善に取りくむ

参加者が気持ちよく楽しめるよう、事前調査、全員による予備調査、本番を含めて3回の段階を踏み、「自分で調査する」「勉強する」こととしています。それでも意見の相違でいろいろの齟齬が出ており「毎回反省し、改善に取りくむ」こととしています。

 

(2)参加者の立場で

 ①抽選による選出では4回も外れる人がおり、事前申し込み方式を導入しました。

②農と親しむは真夏に行ってきましたので、参加者の体調を気にしていました。次善の策として、真夏の行事は避け、平成元年からは秋の芋掘りに移行しました。

   ③「夏休みこども体験講座」は夏休みの暑い時期です.電車基地の説明と冷房で    何とかしのいできたと思います。それでも気持ち悪くなる子もおり、ガイド側の監視 の充実で、今まで特段の齟齬は発生していません。

④参加する人の視点でガイドをすることとし、諸説あれば説明し、背景を付け加えています。

 

(3)講座の組み立て方

  参加申込者には、ウォーキング自体を楽しむ方、歴史や由来等を聞くのを楽しみで参加された方、また、企画運営を参考にしたいと思う方まで多種多様です。

参加者の参加動機や関心度に応じた対応ができ、参加者にとって魅力ある楽しい活動になるよう、今後も心がけたいと思います。

 

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添付資料

1)緑区ガイドボランティアの会 この5年間の活動報告表

   *ガイド152015年、数字=定例講座 ◍=その他講座  イベント後の数字=資料番号

ガイド15   霧が丘ケアプラザ (東洋英和女学院大学見学) 65   2015. 6. 9

ガイド15 34 神奈川道 その3 66                         2015. 6.25

ガイド15 ◍  夏休み子ども体験講座  67                       2015. 8.19

ガイド15 35 農と親しむ 第8 68                   2015. 8.21

ガイド15 36 神奈川道 その4 69                2015.10.15

ガイド15   霧が丘地域ケアプラザ  70              2015,12. 1

ガイド15 37 神奈川道 その5  71                2016. 2.17

ガイド15    日曜リレー 緑区の田園山下地区を知ろう72        2016. 2.28

ガイド16  38 鎌倉道 その1 73                  2016. 5.12

ガイド16 39 東工大すずかけ台 74                 2016. 6.14

ガイド16 40 農と親しむ 第9弾 75               2016. 8.23

ガイド16 41 鎌倉道 その2 76                               2016.10.13

ガイド16 42 鎌倉道 その3 77                      2016.12. 6

ガイド16   日曜リレー 鴨居の歴史と魅力 78           2017. 2.26

ガイド16 43 鎌倉道 その4 79                 2017. 3. 7

ガイド17  44  大山道 その1                      2017. 6. 8

ガイド17   夏休み子ども体験講座 81                  2017. 8.18

ガイド17 45 農と親しむ 第10弾 82                         2017. 8.22

ガイド17 46 大山道 その2 83                  2017.11. 9

ガイド17   ミドリンフェスタ 84                  2018. 1.20

ガイド17 47 大山道 その3 85                2018. 3.15

ガイド18   日曜リレー ~神様仏様~ 86              2018. 4.22

ガイド18  48 大山道 その4 87                   2018. 5.16

ガイド18   セカンドライフ講座 緑区の歴史と魅力88       2018. 6. 1

ガイド18   夏休みこども体験講座 89                 2018. 8.17

ガイド18 49 農と親しむ 第11弾 90               2018. 8.21

ガイド18    緑区遺産 長津田コース  91             2018.11.21

ガイド18    緑区遺産 三保コース 92               2018.12. 8

ガイド18    中山の昔・今・未来ミニガイド 93         2019. 2. 5

ガイド19 50 大山道 その5 94                2019. 5.23

ガイド19    夏休み子ども体験講座 95                 2019. 8.16

ガイド19  51 農と親しむ 芋掘りウォーク 96          2019.10.19

ガイド19  52 わらアートを巡るウォーキング 97           2019.11.28

ガイド19    ウォーキングフェスタ 98 雨天中止             2019.12. 7 

 

 

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 2)規 約

緑区ガイドボランティアの会・規約

(目的)

第1条  緑区ガイドボランティアの会(以下「本会」という)は、緑区の豊かな地域資源を紹介するとともに、ウォ-キングの楽しさとウォ-キングマナーの普及向上を伝えることを目的とします。

(構成)

第2条  本会は会の目的に賛同しかつガイドボランティアとして活動する者(以下「会員」という)を持って構成します。

(会員)

第3条  登録することにより会員になれます。

      2 会員はガイドボランティア活動に積極的に参加します。

3 会員は自己研鑽・相互啓発、そして親睦等に努めます。

(事務局・オブザーバー)

第4条  本会の事務局を代表宅におく。

2 必要に応じて、緑区区政推進課に助言・指導を仰ぎます。

(活動内容)

第5条  本会は、第1条に定める目的を達成するため、次の活動を行います。

(1)本会の自主企画事業を行います。

(2)地域資源(たとえば歴史・文化・自然等)の発掘・解析、資料の収集・蓄積等に努めます。

(役員)

第6条  本会に、会員の中から次の役員をおきます。役員構成は必要に応じて変更できます。

代表 1名  会計・総務 1名

(役員の選出および任期)

第7条  役員の選出は、会員の協議によって決めます。任期は1年とします。ただし、再任を妨げません。

(役員の職務)

第8条  代表は本会を代表し、会務を総括します。

 会計・総務は、本会の経理及び連絡を担当します。

(会議)

第9条  会議は代表が召集します。

2 会議は次の事項を審議します

(1)事業計画および収支予算決算

(2)規約の制定および改定

(3)その他活動に必要な事項

 (経費)

第10条 本会の経費は、会費およびその他の収入をもってあてます。

 

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(会計)

第11条  会費は年会費、臨時費とします。

(1)年会費、連絡等会の運営経費・保険費用として,000円とします。

(2)臨時費、個別会等資料収集費用を徴収することがあります。

2 ガイドの会参加者からの徴収もあります。

(1)傷害保険費用、資料印刷代は負担してもらいます。

(2)交通費、食事代等個人に帰属する経費は負担してもらいます。

(3)その他個人負担が適当と思える経費は負担してもらいます。

(附則)

第12条  この規約は、平成17年2月3日から施行します。

         本会の年度は、4月1日から3月31日までとします。

         初年度に限り、2月3日から翌3月31日とします。

この規約は、平成18年4月13日より改正、施行する。

この規約は、平成27年6月4日より改正、施行する。

この規約は、平成31年4月4日より改正、施行する。

 

 

                              以  上

編集後記

発足から15年がたち、この5年間は古い経験者が抜けていき、若手グループに引き継がれていく時期でした。

大山道シリーズではご尽力頂いた故・松澤さん、樹木を楽しそうに説明していただいた故・田島さんにはいろいろ教えていただきました。植物に対する知識が豊富で、植樹、剪定などの経験と学習意欲を活かして参加者への説明や質問に応えていただきました。

 

最近は里山ガーデンへの案内、緑区遺産の案内、ミドリンウォーキングマップの改定など、緑区役所事業への協力も多くあり、また、ニコニコしながらのアドバイスをいただいた区政推進課山下さんの見守りも活動の支えになりました。

 

時勢はスマホ化やAI化が進められ、価値観や知識力の違うメンバーが1人ひとりの特技を活かしながら、適材適所にまとめていく総合力が必要になっています。

そのためにも、岩澤さん作成のホームページの開始はタイミングが良かったと思います。その後の日々の活動入力作業も一手に行っていただいており、感謝の他ありません。

 

「緑区ガイドボランティアの会」は、緑区から区民のための支援活動に組み込まれたグループであるところから、新しい視点を導入し、より多くの区民が参加して喜ばれる仕組みづくりが期待されています。

それ故に、会員一同地道な活動を通して、緑区民から、より信頼され、必要とされ、愛されるグループを目指して、決意を新たにして、頑張っていこうではありませんか。

 

なお、この冊子編集・制作は田中、久保田、人見、石井の4名が3ヶ月ほどの編集打ち合わせに当たりましたが、ご多忙の中で寄稿下さった方々の協力は申すまでもなく、中でもそれらの編集や15年間の足跡資料を、単身で整理して頂いた田中晃さんのマネージ力、更にそれら全体資料の校正を頂いた当会の重鎮・久保田武光さんの能力、そして全ての方に読みやすい冊子へと根気よく纏めて頂いた人見禎さんの努力によって、今お手元に届くことになりました。

 

ご協力下さいました皆様に深く感謝申し上げます。これらは一日にしてならず。

発足時から現在まで当会で活躍して頂いた方、今後も活躍していただく方々をご紹介して、結びと致します。

                           <〇印は令和2年度在籍会員.

〇相原隆子、浅見静代、〇渥美幸男、井上正和、〇飯田正明、〇石井光郎、磯美智子、

〇岩澤政和、大井幸一、大泉武彦、大谷 元、加藤高雄、上村俶代、〇北岡忠義、

北田悦良、〇久保田武光、小山京子、酒谷英一、白武 明、鈴木孝夫、〇鈴木哲生、

田島福次、〇竹生順子、〇田中 晃、〇高橋律夫、辻 敏夫、二瓶敏夫、〇人見禎、

羽田憲司、林喜久夫、布川義之、藤田照子、堀 満夫、真下靖子、松澤昭一、

〇三尾俊士、本橋吾朗、〇吉開真理子、渡部久子 

                              (記:石井 光郎)

 

 

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緑区ガイドボランティアの会

15年間の足跡

 

発刊団体名:緑区ガイドボランティアの会

                              発刊代表者:北岡 忠義

                              編集代表者:田中   

発 刊 日:令和2年(2020)10月31日